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独検察、対象を拡大
【ハノーバー=深尾幸生】
独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題に関連して、独ミュンヘンの検察当局は11日、独アウディのルベルト・シュタートラー社長などの関係先を家宅捜索したと発表した。
シュタートラー氏はアウディの親会社のVWの取締役も兼ねている。
アウディの家宅捜索は2017年から少なくとも5度目だが、ついに対象が現役社長にまで広がった。

 検察当局はシュタートラー氏と、もう1人のアルディの現役取締役に対して詐欺と間接的な偽装の疑いで調べている。
欧州市場向けに販売したディーゼル車が、排ガスを不正に操作するソフトウエアを搭載していたことに関連するという。

 検察は「予備捜査」としているが、17年3月の本社や工場、18年1月の関係者宅などの捜索先の範囲を広げてきた。
今回の家宅捜索で対象者は20人に達した。

 シュタートラー氏はこれまで不正への関与を否定してきた。
関与が認められればアウディやVWへの打撃は大きい。
シュタートラー氏はVWのヘルベルト・ディース社長が進めるVWグループの組織改革で高級車ブランドを統括する担当にも任命されている。

 15年9月に発覚したVWの排ガス不正問題では、発覚当時のVWの社長だったマルティン・ヴィンターコーン氏が米国で起訴されている。
引用元:日本経済新聞