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主力のCX-5認可習得
市場開拓へ独自技術
マツダが米国でディーゼルエンジン(DE)車の販売認可を取得したことが16日、分かった。環境規制の厳しい米国で、乗用車でDEの認可を受けた日本メーカーは初めてという。燃費の良い独自のクリーンDEで、最重要と位置付ける米国の市場を開拓する。(畑山尚史)

収録のスポーツタイプ多目的車(SUV)CX-5(排気量2200cc)で4月に認可を習得した。従来のクリーンDEに排ガス処理装置を追加し、環境性能を高めた。米環境保護局(EPA)に加え、厳格な排ガス規制で知られるカルフォルニア州待機資源局の認可も得た。発売時期や販売目標は明らかにしていない。

マツダはまず2012年に日本国内でCX-5のクリーンDE車を発売し、欧州にも広げた。米国でも当初13年に中型車アテンザの投入を目指していた。

DE車は一般的にガソリン車より燃費が良く、地球温暖化を招く二酸化炭素の排出量が少ないとして欧州で普及してきた。しかし15年にドイツ大手のフォルクスワーゲンによる規制逃れの不正が発覚し、イメージが悪化した。正解的な電気自動車(EV)シフトも加速し、各国でDE市場は縮小傾向にある。

米国ではガソリン安と軽油の割高感でDE車は十分に浸透してこなかった。マツダは現地で21年に予定する新工場の稼働に向け、ガソリン車を含む米穀販売を現在より3割多い年40万台とする方針。米国事業を最重要課題としており、強みがあるクリーンDE車の投入で販売の底上げを図る。

マツダのDE車の世界販売は、15年度の約19万9千台をピークに17年度には約14万9千台と2割余り減った。ただ2本では17年に約7万台を売り、シェアは4割を誇る。11年に他社を含めた国内のクリーンDE車市場は9千台弱だった。ここまで市場の拡大をけん引したのはマツダだ。同社は「日本と同様、北米でも新たな市場の想像を目指す」としている。

引用元:中国新聞