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 電気自動車メーカーの米テスラとイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が発表した声明を巡り、米司法省が捜査に乗り出した。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。今回の刑事捜査は先に報じられた証券監督当局による民事の調査と並行して行われる。

 匿名を条件に述べた関係者によると、マスク氏が先月、テスラの株式非公開化を検討しており、それに向けた「資金を確保した」とツイッターに投稿したことを受け、カリフォルニア州の連邦検察当局は詐欺の捜査に着手した。このツイートをきっかけに当初、株価は上昇していた。

 これより先、米証券取引委員会(SEC)はマスク氏が明らかにした株式非公開化案を巡り、情報を求めて同社に召喚状を送付した。マスク氏は既に非公開化案を撤回している。

 関係者の1人によれば刑事捜査は初期段階。SECの調査と同様に司法省の捜査は数カ月間におよぶ可能性があり、捜査の結果、検察側が法的な措置を見送ることもある。

 テスラの広報担当者は声明を発表し、司法省から任意で情報提供の要請を受けたことを明らかにする一方、召喚状は受け取っていないと説明した。同社は司法省の要請に協力しており、早急に解決することを望んでいるとしている。(ブルームバーグ)

引用元:日刊工業新聞