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2002年にスズキが東京オートサロンに出品した「隼スポーツプロトタイプ(HSP)」

スズキ二輪の「隼」のパワーユニット、直列4気筒1300ccから発生する最高出力は実に175馬力、最大トルクは138Nm。
車重が僅か550kgに抑えられていることもあり、強力なエンジンを持つライトウエイトスポーツカーのコンセプトカーでした。
トランスミッションはオートバイ用をそのまま流用する為に6速シーケンシャル、切替式のバックギアを装備することで後退を可能にしていました(よって前後進がそれぞれ6速ある)。
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前輪車軸よりも後方にエンジンが搭載されるフロントミッドシップ。
角型鋼管パイプフレームにリベット止めのアルミパネルと、ライトウエイトスポーツカーを作る際のロータスの教本に則ったかのような造りであり堅実です。
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フロントミッドシップのお陰で重心位置が中央寄りに出来るために、乗車位置も後輪軸よりかなり前です(これがライトウエイトの某車あたりだと後輪軸ほぼ上の位置にまで交代して乗らざるを得ない)。
マスの集中の面からも大変優秀です。
なおリアに置かれるデファレンシャルギアはカルタス4WD用の流用だそうです。
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なめらかで美しいリアビューもこの隼スポーツの特徴です。

しかしながらスズキはこの美しい車を量産することはありませんでした。
スズキ部品には同車両の「バックギア」(欧州製、オートバイのシーケンシャルミッションを利用するときの定番部品で歯車機構を追加することでリバースギアを作り上げる部品)が、正式な部品番号として登録されていたことから、市販を確信していた者も居ました。

2018年の今現在でもこの隼スポーツコンセプトは色褪せることなく輝いています。
今なお登場が期待されるスポーツカーの1つであることは間違いありません。