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 ジェローム・ギレン氏の名前は、米電気自動車(EV)メーカー、テスラの社内以外ではほとんど知られていない。しかし、テスラ初のセダン「モデルS」を購入した顧客の一部は、同モデルのさまざまな問題で顧客対応をしたギレン氏の昇進は当然だと思っており、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)にとっては切実に必要としている助けが得られる人物だ。

 マスク氏は7日、新設ポストの自動車部門統括社長にギレン氏(46)を起用したと発表した。同氏はテスラ自動車工場の外の広大なテント内にモデル3の仮設製造ラインを設置し、今夏の生産目標達成に貢献した。しかしこの快挙も、その後のマスク氏の問題行動によってかすんでしまった。同氏は非公開化を検討しているとツイートした約1カ月後に、今度はポッドキャスト番組出演中にコメディアンと共に大麻を吸引するという不祥事を起こした。

 マスク氏はギレン氏昇進を発表する数週間前にブルームバーグ宛ての電子メールで、「ジェロームは素晴らしい。彼はテスラに数多くの変化をもたらした」と記していた。(ブルームバーグ)

引用元:日刊工業新聞