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アストンマーチン・シグネットと言う車をご存知でしょうか?
とその質問の答えを言う前には「トヨタのiQと言う車をご存知でしょうか?」と聞かねばならず、おまけにネタバレになるというジレンマを抱えます。
・・・アストンマーチン・シグネットとはトヨタiQをベースとしてアストンマーチン社にて仕立て上げられた「超」コンパクトカーになります。

ですがそれがアストンマーチンと言う伝統あるメーカーに必要だったかは未だに疑問符であり多くの人が「悪名高いシグネット」とアストンマーチンの失敗と捉えています。
そんなシグネットを未だに同社は抱えていたのでしょう。
販売終了から暫く経つにもかかわらずシグネットに大幅な改造を施してグッドウッド・フェスティバルに出品してきました。

なんとV8エンジン搭載です。
Vantage Sから流用された4.7リッターのV8エンジンは自然吸気ながら430馬力を発生し、元々のシグネットに搭載されていた1.3リッター4気筒など比べるにも値しません。
0-100km/h加速は4.2秒とスポーツカー顔負けの加速性能、最高速度は車体形状的に厳しいにもかかわらず274km/hに到達するとのことです。
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シグネットはFFであり横置きの1.3リッターエンジン搭載でしたがコンパクトさが売りの小型な車体にV8が横に乗るはずもなく縦置きに搭載されています。
そして7速オートマチックミッションが接続され後輪駆動に改造されています(トランスミッションやデフ、ドライブシャフト等はVantage Sを改造流用)
当然ながら搭載は楽ではなく、車体にエンジン・ミッション搭載のために新たにトンネルが加工・作成されています。

そしてアストンマーチンが改造する車がこれだけで終わるわけもなくトータルとしてスキのない車両に仕上げています。
車内にはフルロールケージ、レカロ社製フルバケットシート、新造されたダッシュボードはドライカーボンマテリアルによるワンオフ。
後輪駆動化によりサスペンションは一新されると共にブレーキは大幅な強化。
フロントが6ピストンキャリパーに380mmディスク、リアが4ピストンキャリパーに330mmディスクとレースカー並みの装備となっています。

と大変可愛い外観にもかかわらず中身はスポーツカー並の化物と仕上がったシグネットですが、アストンマーチンがどの様な意図をもってグッドウッド・フェスティバルに出展したのかは誰にもわかりません。
イギリス人独特の酔狂なジョークなのでしょうか?
ですが日本人として何か通ずるものがある・・・そんな気がしてなりません。

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