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【北京=時事】中国メディアによると、米国の電気自動車(EV)大手テスラは8日までに、中国での販売価格を引き上げた。知的財産権の侵害を理由に米国が6日に発動した追加関税への対抗措置として、中国が同日から自動車などに報復関税を課したため。経済大国同士による貿易摩擦の影響が出始めた。

 テスラは、最も安いモデルで販売価格を71万元(約1200万円)から84万元(約1400万円)に引き上げた。同社は現在、中国で現地工場の建設を準備中。米中摩擦がさらに激しくなれば、中国当局が各種の許認可を故意に遅らせるなどの「嫌がらせ」を行うことも想定される。

 ドイツの高級車メーカーBMWも6日、「(報復)関税の影響を完全に吸収することは不可能」と指摘。当面は米国から中国に輸出する自動車の販売価格を変更しないが、将来、値上げする可能性を示唆している。
引用元:日刊工業新聞